20131209平成25年総務委員会

総務大臣に対する中核市の指定の申し出に係る
同意、事件案について物申す

◯両角委員 私からは、総務大臣に対する中核市の指定の申出に係る同意、事件案について何点かお伺いしたいと思います。
 平成二十五年の九月十八日に、八王子市議会で中核市移行が議決され、九月二十六日、八王子市長から同意の申し入れがあったということでございます。
 そこで、お伺いしたいと思いますが、実は、私も八王子選出ということで、八王子市では、過去に中核市に移行しないというような一旦判断をしたわけでございますが、そのときの根拠となったのが、移行に係る財政負担の増大ということでございました。
 この点に関して、今回の協議では、市の一般財源の負担増というのは、約三十三億円程度であるというふうに聞いておりますが、中核市移行に向けた東京都と八王子市の協議の中で、認識の違いや大きなギャップが何かあったのか、あったとすれば、そのようなギャップはどのように埋められたのかを伺いたいと思います。

________________________________________

◯西川区市町村制度担当部長 都と八王子市との協議におきましては、法定移譲事務に関連して実施してまいりました都単独事務や補助金の取り扱いが主な論点となりました。
 都は、これらの事務につきましては、中核市へ移行した後は、八王子市がみずからの責任と判断のもとに実施すべきものとして取り扱いの見直しを提案いたしました。
 その後、市との協議を踏まえ、一部提案の修正を行い、八王子市と合意に達しました。

________________________________________

◯両角委員 都の単独事務や補助金の扱いが問題になったということで、一定の同意、協議の結果、着地点を見たということでございました。
 次に、今回、八王子市の中核市の移行が実現しますと、都内で初となるわけでございますが、東京都という広域自治体内に、これからは特別区と一般市、中核市、町村が存在するようになるわけでございますが、今後、都は中核市をどのように位置づけていくのか伺いたいと思います。
 また、都内では、人口四十二万六千人余の町田市が中核市移行要件を満たしているわけでございますが、都として、町田市が中核市になるということを望ましいと考えているのかどうか伺いたいと思います。

________________________________________

◯西川区市町村制度担当部長 八王子におきましては、中核市へ移行した後は、移譲された権限に基づき、地域の特性を生かしたまちづくりなどが進められていくと考えております。
 今後とも、基礎自治体と広域自治体との役割分担や、中核市制度の趣旨を踏まえ、適切に対応しております。
 また、仮に町田市が中核市への移行を希望される場合には、市のお考えを尊重したいと思いますが、現時点において、中核市へ移行を希望されるという話は聞いておりません。

________________________________________

◯両角委員 八王子の場合は、実は、もう既に保健所が保健所政令市という形で移管されておりまして、中核市の対象事務千八百のうち、既に四割強が市に移管済みということであります。
 そして、お伺いしたいと思うのですけれども、このような中核市制度のような、いわゆる法令に基づく法定移譲事務の移譲のほかに、地方自治法の二百五十二条の十七条の二は、条例による事務処理の特例というのを設けております。
 都道府県は、都道府県知事の権限に属する事務の一部を、条例の定めるところにより、市町村が処理することができるというふうに定めているわけでございますが、都では、この条文をどのように解釈しているのか、また、今後、この事務処理特例をどのように活用していくおつもりか、方針を伺いたいと思います。

________________________________________

◯西川区市町村制度担当部長 事務処理特例制度は、地域の実情に応じて、条例により都道府県知事の権限に属する事務を市町村へ移譲するものでございます。
 これまでも、東京都は、市町村の意向や地域特性などを踏まえ、個別の事務ごとに市町村と協議を行いながら、住民に身近な事務権限を移譲してまいりました。
 今後とも、市町村がみずからの判断と責任のもと、地域の実情を踏まえたサービスを行えるよう、適切に対応してまいります。

________________________________________

◯両角委員 市町村からの申し出により適切に対処していきたいということでございますが、事務処理特例につきましては、例えば、各基礎自治体が置かれた状況に応じて、この事務とこの事務をパッケージしてもらうと、まちづくりが総合的にできるんだという考えがあって、それを求めてきた場合は積極的に協議に応じていただいて、できるだけその市町村の意向に沿っていただくことが、これからの地方分権時代のまちづくりにはふさわしいんではないか、そんなふうに思いますし、何も中核市という制度にのっとらなくても、いろんな自治体がそのような対応ができると思いますので、この事務処理特例の活用ということを積極的に対応していただくようお願いして、質問を終了したいと思います。

________________________________________

◯伊藤委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

________________________________________

◯伊藤委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
     ─────────────