20131211平成25年オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会

オリンピックについて物申す その2~新国立競技場

◯両角委員 私からは、新国立競技場についてのみ、何点か伺わせていただきたいと思います。
 先ほど来、いろんな委員の方から、もう既に質問がされておりますので、できるだけその質疑、答弁を踏まえてご質問させていただきたいと思います。
 まず最初に、環境への配慮ということで、ご案内のとおり、この地区は東京都の風致地区ということでもありまして、環境への配慮が大切だということで、建設計画についても反対意見等も出ているわけでございますが、これに対する都の考え方と、東京都としては、事業主体、建設主体である日本スポーツ振興センターに対してこの考えをどのように伝えていくつもりなのか、お聞きしたいと思います。

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◯荒井スポーツ振興局施設担当部長 新国立競技場のデザインにつきましては、日本スポーツ振興センターが実施いたしました新国立競技場基本構想国際デザイン競技により選定され、その中で周辺環境との調和についても審査されたものというふうに聞いております。
 東京都といたしましては、さまざまな手続の中で、適切に所管の行政機関等によって審査していくことになるというふうに考えております。

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◯両角委員 次に、これは質問ではなくて、もう質疑が出ておりますので、要望ということでありますが、サブトラックの問題でございまして、今後、第一種、今、現状ですとインターハイの開催も困難であるというような報道もなされておりますので、全体施設の中でサブトラックを整備していくという方向も、検討の余地があれば働きかけていただきたいと要望させていただきたいと思います。
 次に、今度は、今ある国立競技場のメモリアルというか、遺産というか、レガシーというか、それを引き継いでいただきたいということでご質問をさせていただきますが、現国立競技場は一九六四年大会、まさに日本が高度成長をどんどんしていくときの象徴的な大会の開会式が行われた会場でもありました。
 その中で、例えば聖火台については、川口の鋳物の親方が一生懸命あの聖火台をつくったと、そんなドキュメンタリーを見たこともありますし、今、この敷地内に学徒出陣の碑というのが設置をされているということなんですが、この二つについて新しい国立競技場の中にもちゃんと皆さんに親しまれる形でしかるべき保存をして、皆さんに見えるような形にしていただきたいなと、こんなふうに思いますが、東京都の見解を伺います。

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◯荒井スポーツ振興局施設担当部長 今お話がありました現在の聖火台や学徒出陣の碑、そういったものにつきましては、日本スポーツ振興センターの方で取り扱いを検討しているというふうに聞いております。

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◯両角委員 東京都からもこの意向というか要望を伝えていただければありがたいなと、そんなふうに思います。
 次に、費用負担についてお伺いをしたいと思いますが、まず、先ほど他の委員のご答弁の中で、これは副知事が答弁されていたんですが、周辺整備、三百七十二億円の図面等は示されていないんですよと。しかしながら額、金額は明確に出されているということなんですが、この金額というのは三百七十二億円ということだと思いますが、この三百七十二億円を国が全額求めているということなのか、三百七十二億円の周辺整備の範囲について協議対象だといっているのか明らかにしていただきたいと思います。

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◯荒井スポーツ振興局施設担当部長 資料によりますと、周辺整備に係る費用が三百七十二億円ということで、これに関して東京都の費用負担をお願いしたいというふうに国の方からいわれております。

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◯両角委員 そうすると、三百七十二億円国が都に払えと、こういっていることですね。もう一度確認。

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◯荒井スポーツ振興局施設担当部長 具体的な金額、割合というのは定かではないんですが、このうち東京都に費用負担ができないかというふうにいわれておりまして、東京都といたしましては、都民の便益がある分については協議に応じましょうというふうに国に伝えているところでございます。

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◯両角委員 そうすると、三百七十二億円という中の、これから協議するということで理解していいわけですね。
 それで、先ほど、やはり他の委員の質問に対して、周辺整備を中心とした費用負担を求めてきたということなんですが、中心としたというのはどういう意味なんでしょうか。

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◯荒井スポーツ振興局施設担当部長 中心としたという表現をしたかどうかあれなんですが、いろいろ相談の中では本体部分も含めてという話もありましたが、これについては私どもは断っているというところでございます。

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◯両角委員 ちょっと今のに関連するんですが、先ほど副知事答弁の中で、秋山副知事は、下村文科大臣が本体についても都負担が必要な部分も考えていると伝えられた。そのときは文科省の局長と秋山副知事がカウンターパートとしてやり合ったということでしたから、これは局長ではなくて副知事に、本体についても必要な部分があると考えるということを国がいっていることに対して、都は、じゃ、本体に必要な部分というのがどんな部分だったらあり得ると思っているんですか。周辺であれば都民の便益ということなんですが、それを聞かせていただきたいと思います。

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◯秋山副知事 先ほどの下村大臣のお話につきましては、多分十一月十二日火曜日、閣議後の記者会見での下村大臣の発言を私は引用させていただいたと。その中で、下村大臣個人としては本体も払ってほしいなとは思っているけれども、ただし、東京都とは本体を払うという話にはなっていないという前提で、何も決まっていないので、今後、事務方で協議ですと、こういう発言があったということでございます。
 少なくとも文科省との第一次的な協議の中では、本体については対象にならないという前提で、周辺部分についてどんな内容なのか具体的に示してほしいというレベルのお求めをしていると、これに尽きると思います。

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◯両角委員 最初お話があったように、本体についてはまさにナショナルですから、国の施設ですから国が持つべきだと。周辺についても原因者負担であると。原因者が国だから、それによって公園の移転等が必要なものは、原則は国だよと。しかしながら、協議の中で、都民の便益を考えてやっていきましょうということでありましたので、そこの原則を、しっかり基本的な考え方を東京都が持って、今後しっかりと、都民の負担が少ないように、納得ができるような形で協議を進めていただくよう要望しまして、質問を終わります。