20150127平成27年オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会

オリンピックについて物申す その7~選手村 大会終了後における住宅棟のモデルプランについて

◯両角委員 私からも、「選手村 大会終了後における住宅棟のモデルプランについて」、何点か質問させていただきたいと思います。
 まず、改めてでございますけれども、大会終了後、この地域をどのような形にしていきたいのかということについて伺いたいと思います。

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◯荒井オリンピック・パラリンピック準備局輸送担当部長 本モデルプランでは、選手村予定地が大会終了後に多様な人々が交流し快適に暮らせるまちとなることを目指し、民間事業者へのヒアリング等も経て、住宅棟の基本的な考え方を取りまとめました。
 具体的なレガシーにつきましては、今後、知事をトップとするレガシー委員会で検討を進めてまいります。

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◯両角委員 それで、この選手村、大会終了後、この地域については、今回のモデルプランでは総戸数六千戸が整備されるということでありますけれど、そうすると、この地域の将来的な人口というのはどの程度になるのか、伺いたいと思います。

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◯荒井オリンピック・パラリンピック準備局輸送担当部長 本モデルプランは、民間事業者へのヒアリング等も経て、大会終了後の選手村予定地の住宅棟の基本的な考え方を取りまとめたものでございます。
 住宅総戸数は、大会要件と超高層タワー棟から現時点で想定したものであり、今後、事業協力者とも連携を図り、精査を進めてまいります。
 モデルプランの策定に当たり、想定人口は算出しておりませんが、まちづくりの上位計画であります豊洲・晴海開発整備計画では、選手村を含めた晴海全体の居住人口フレームを四万三千人程度といたしております。

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◯両角委員 この地域単体での人口というのは推計していないので答えられないということだろうと思いますが、豊洲・晴海開発整備計画の中では、全体のフレームとして四万三千人程度ということでありました。
 先ほど他の委員のパネルも拝見させていただいて、朝夕すごい混雑なんだなと。逆にいうと、私の地元なんかから比べると、うらやましいぐらい人が通っているなという感じはするんですが、この地域全体の地図を拝見いたしますと、都営地下鉄大江戸線が通っておりまして、最寄りは勝どき駅ということになります。もう一本、東京メトロ有楽町線が通っておりまして、これについては豊洲駅、あと月島が近い駅かなということなんですが、将来、六千戸の建物ができて、地域全体の人口として四万三千人程度を見込んでいるという中でも、特に住宅棟のモデルプラン後のまちについては、最寄りの勝どきからも徒歩でいえば二十分程度はかかる、そんなような地域だと思います。
 何万人もの人が定住して交流をするまちとして、できれば安定的に運行が確保できて、他地域へのアクセスも確保できるということが、その地域の価値を高めていくんだろうというふうに思っておりまして、そういった意味で、やはり軌道系の交通の導入というのも検討を要するのではないかなと個人的には思います。
 知事も記者会見の中で、長期的には鉄道、軌道系についても真剣に検討するに値すると発言されているわけでございまして、私からは、将来的な人口増がかなり見込まれる中で、この地域の軌道系の交通についても真剣に検討していただきたいということを要望させていただきたいと思います。
 引き続きまして、このモデルプランの中で、今後のレガシー検討ということが幾つか出ているわけでございますが、その中で特に注目がされるのは、今後の水素社会を見通した中で地域のエネルギーのシステムをどのようにしていくかということであるとか、ごみの収集についてどのようなシステムを組んでいくのか、あるいは防災、さらには景観についても──例えば、オーストラリアでシドニーに行けばオペラハウスがあって、ハーバーブリッジがあってと。あるいは、今、近隣でいえば、横浜のみなとみらい地区ではございますけれど、あそこは都市デザインの担当者とも話したことがありますけれど、ランドマークタワーがあって、クイーンズタワーとかあって、帆の形のインターコンチネンタルホテルがあって、海側から見ると、ちょうど斜めにスカイラインがきれいに見えるような、そんなアーバンデザインがなされているわけでございます。そういったことも含めて、例えば、大会後レガシーとして誇れるものを残すということであれば、景観についてもそういったコンセプトを持って進めていただきたいと思うわけでございます。
 今お話をしたエネルギーシステム、ごみの収集、防災、景観それぞれについて、後世に誇れるような、どのようなレガシーを築いていくおつもりか、伺いたいと思います。

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◯荒井オリンピック・パラリンピック準備局輸送担当部長 具体的な建物に導入する機能など選手村のレガシーにつきましては、民間事業者の高い技術力やノウハウ等を早い段階から生かしていく必要がありまして、今般、豊富な実績と高い参入意欲を有する民間事業者を事業協力者として公募することといたしました。
 今後は、事業協力者とも連携を図りながら、レガシー委員会において、エネルギーも含めた環境対策や防災対策、景観も含め水辺空間の活用等の検討を進め、地域の魅力を高めるレガシーの具体化に取り組んでまいります。

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◯両角委員 引き続きまして、大会終了後の地域の将来像ということで、資料にもございますけれど、多様な人々が交流し快適に暮らせるまちづくりということで、先ほど来、この委員会で多様ということについていろんな意見が述べられております。
 一つは、例えば国籍や人種、多国籍な人で国際的なまちということかもしれませんし、若い世代からお年寄りまでということで、まさに多世代ということかもしれませんし、あるいは所得の階層についてのご指摘もありました。さらには、障害をお持ちの方という視点のご発言もあったと思います。
 私は、地元に多摩ニュータウンを抱えておりまして、多摩ニュータウンは、まさに日本の高度成長の先駆けの時代に全国から来る受け皿の住宅として整備されたものでありますけれど、当時、一斉に三十代ぐらいの方がぽんと入居されましたから、今、一気にまち全体が高齢化して、いろんな問題が弊害として出ているということがございます。
 今回のこの住宅棟のモデルプランを拝見した中で、ある一定の世代が一気に入ってしまうと、二十年、三十年たったときに同じような問題が一気に顕在化するというふうになってしまいますので、そういったことを避けるために重層的な世代の入居というのを考えていただき、世代ミックスという考えを取り入れていただきたいと思うんですけれど、将来の多様な世代が暮らすまちに向けてどのような工夫をされるつもりか、伺いたいと思います。

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◯荒井オリンピック・パラリンピック準備局輸送担当部長 本モデルプランでは、板状棟と超高層タワー棟を織りまぜることによりまして、各戸の面積や間取りに自由度を持たせ、さまざまな住戸に対応可能な計画としております。
 今後は、事業協力者とも連携を図りながら、レガシー委員会においてレガシーの検討を進め、世代を超えてさまざまな人々が持続的に暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。

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◯両角委員 全ての質問に対して同様なんですが、今後、事業協力者といろいろ相談しながら、レガシー委員会の中で詰めていくということでありまして、今の段階ではまだ詰まっていない、これからレガシー委員会で詰めていくんだというようなお話でございます。
 そこで、今後のレガシー委員会での議論は、どのようなスケジュールでこういった問題を詰めていくのかということをお伺いしたいと思いますし、ある程度詰まった段階では、この委員会でまた報告していただきたいと要望もさせていただきたいと思います。

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◯荒井オリンピック・パラリンピック準備局輸送担当部長 先ほども答弁いたしましたが、今般、豊富な実績と高い参入意欲を有する民間事業者を事業実施に先駆けて事業協力者として公募することといたしました。
 今後は、平成二十八年春の市街地再開発事業の認可取得に向けて、事業協力者とも連携を図りながら、レガシー委員会においてレガシー検討を進め、事業性を踏まえた住宅や地域の魅力を高めるまちづくりのあり方等、レガシーの具体化に取り組んでまいります。