東京都議会議員 両角みのる
2019年1月31日

○両角委員 
いよいよオリンピック・パラリンピックまで一年半ということで、今回の委員会の報告事項もチケットの販売概要の公表、あるいは大会ボランティアについても大変大勢の皆さんに応募していただいている、さまざまなことが具体化をして、施設についても急ピッチで今整備が進められているということで、まさにことしは、この二〇二〇大会に向けて準備をしていくということが東京都にとっても大変大きな準備の一年間になると、そんなふうに感じているところでございます。
 そうした中で、私からは、今回、第四回東京都聖火リレー実行委員会について及び第三回東京都聖火リレー実行委員会について、この件に関して質問をさせていただきたいと思います。
 聖火リレーは、各自治体が二〇二〇大会、オリンピックにかかわりを持てる貴重な機会であります。また、この聖火リレーを通じて、二〇二〇大会の機運を盛り上げていく大変重要なものであると、そのように認識をしているわけでありますが、まず最初に、この実行委員会で今回何が決まったのかと、具体的に何が決まったかについて確認をさせていただきたいと思います。
 案として、この六十二区市町村の回る順までが決まっただけなのか、あるいはルートまで決定をしたのか、さらにはセレブレーションをする十四自治体の全ての会場が決まったのかということを再度ちょっと確認させていただきたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
第三回実行委員会におきまして、区市町村の巡回の順番について審議をいたしまして、六十二区市町村のリレー順の案がおおむね一つの案で了承されたところでございます。
 なお、今後の調整の状況もあることから、副案についても残すことといたしました。
 また、リレー順の案とあわせまして、毎日の最終自治体となる十四の自治体でセレブレーションを実施することといたしまして、実施会場案についても取りまとめたところでございます。
 今後、これらの案につきまして、組織委員会と調整を進めていくとともに、区市町村ごとの具体的なルートについて検討を行ってまいります。

○両角委員 
確認をさせていただきました。副案も残すこととしたということではありました。
 それで、今後なんですけれども、具体的な聖火のルート、さらには、当日のそれぞれのタイムスケジュールの案というのを決めていくということになろうかと思いますが、これはどのように、いつ決定をされるのか伺いたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
区市町村内のルートにつきましては、今後、各区市町村から出される意見や提案をもとに、区市町村と意見交換や現地調査を行いながら具体的に作成してまいります。
 その際、安全対策や警備方針、道路使用等について、警視庁や道路管理者など関係機関と確認や調整を行うこととしております。
 その上で、組織委員会において全国のルート案を取りまとめ、IOCの承認を得て、本年夏ごろまでに公表する予定であると聞いております。
 なお、都内の当日のタイムスケジュールにつきましては、全国のルートの決定後、詳細を検討していくことになります。

○両角委員 
区市町村内のルートについては、区市町村と意見交換や現地調査をしていくということで、実際に現在もう協議をしている区や市があるというふうに伺っておりますが、この第四回の実行委員会の中でも、区市町村ごとのルートについては、各自治体の意見を十分聞いてほしいという意見が出ているようでございますので、この点については、東京都としてもしっかりと受けとめて、そのような対応をしていただきたいということを要望させていただきたいと思います。
 次に、埼玉県から聖火を引き継いで、東京都の十五日間の聖火リレーが始まるということでありますが、開催都市としての出発地、さらには、聖火リレーのゴール地点というものは、ある面、全世界が注目をし、国内外に情報発信がなされていくという、そんな場面でもあります。
 そうしたことを考えると、この出発地とゴールというのは、絵になる象徴的な場所、シーン、あるいはサプライズというものが求められるのではないかというふうに思いますけれども、特に最近、インスタ映えということで、SNSにいろんな方が発信をしていくということが情報発信が伝播していくということで重要な役割を担っておりますので、そういった点を実行委員会では、きちっと意識を持ってルート案の組み立てに当たっているのかどうかということについて確認をさせていただきたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
東京都聖火リレーの出発地や最終ゴール地点の選定に当たって、お話のような視点は重要であると考えてございます。そのため、実行委員会においては、出発地等の選定に当たっての考え方を整理し、組織委員会が示す聖火リレーコンセプト、希望の道をつなごうを体現できる場所、日本国内を巡回した聖火が開催都市東京都に運ばれたことを世界に発信するのにふさわしい場所、できるだけ多くの人が見に行くことができ、安全かつ確実に実施できる場所から選ぶことといたしました。
 聖火リレーの盛り上げにはセレモニーの場所だけではなく、そこで実施される内容も重要でありますことから、世界から注目され、都民の記憶に残る聖火リレーとなるよう今後検討を進めてまいります。

○両角委員 
ぜひそういう視点を持って組み立てていただきたいと思います。
 次に、区市町村との意見の確認と調整についてということで伺いたいと思います。
 今、回り順についても情報管理がかなり徹底をされているようで、各自治体は、みずからの聖火リレーがいつだということ、何番目だということしか情報を得ていないようでありますが、そうした中で、先ほどもお話がございましたが、区市町村の意向を丁寧に酌み取りながら聖火ルートを選定していくということをご答弁いただいているわけです。
 こういった東京都と個別の区との情報は共有をされるけれど、基礎自治体、区や市、その日にルートを組んでいくほかの自治体との情報共有がされていない中で、この意向の確認やルート調整というのが十分できるのかという、そんな疑問があるわけですけれど、そこら辺についてはどのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
区市町村において聖火リレールート等の検討を進めるに当たっては、これまで区市町村の担当者向けに説明会を開催してまいりました。その際には、組織委員会を通じてIOCから情報管理を徹底されていることも理解していただいた上で、適宜必要な情報提供を行いながら、個別に意見交換等を行ってきたところでございます。
 また、聖火リレーのルートやセレブレーション会場等を検討するに当たり、昨年夏から区市町村に対しまして、リレー通過希望スポットやセレブレーションの実施規模及び実施会場について照会を行ってきたところでございます。
 その上で、今回、区市町村の具体的なルート案を作成するに当たって、改めて順次、区市町村と意見交換や区市町村職員立ち会いのもとで現地確認等を行っております。
 今後とも、区市町村の意見を丁寧に伺いながら、区市町村とともに聖火リレールート案の作成を進めてまいります。

○両角委員 
しっかりと丁寧に区市町村の意向というのは把握をしていただきながら、ルート選定をしていただきたいということを改めて要望させていただきたいと思います。
 次に、セレブレーションでありますが、これはそれぞれの日の最大の見せ場ということでありますので、各区市町村ともに開催の意向が大変多かったんではないかなと、こんなふうに推察をするわけであります。
 このセレブレーションをする自治体、あるいはその会場の選定に当たって、組織委員会からのハード面の条件というのが事前に出ているわけでありますが、これ以外にはどのようなことを加味して、この十四会場を決定していったのかということをお聞かせいただきたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
セレブレーション会場につきましては、組織委員会が求める条件を備えた会場であることに加えまして、都内で広く機運醸成を図れるよう、各地域のバランスを考慮して配置するようにいたしました。
 また、セレブレーション会場は、区市町村のリレー順とも関連するものでございます。そのため、いわゆる一筆書きとなるようなルートを念頭に置きながら、毎日の最終自治体にセレブレーションが実施可能な会場があることを考慮して選定したところでございます。

○両角委員 
キャパですとか安全性というようなことが組織委員会から示されているわけでありますが、それ以外にも、特に各地域のバランスを考慮したというような、そういう視点でこの十四会場を選んだということを確認させていただきました。
 そこで、次に、このセレブレーション、あるいは途中に各自治体が行うとされているミニセレブレーションでありますが、それぞれの財政負担というのはどのように考えていくのかということについて確認をさせていただきたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
都と区市町村の役割分担や費用負担につきましては、今後、実行委員会において検討してまいります。
 なお、セレブレーションは、毎日の聖火リレーの終わりに聖火の到着を祝うイベントでありまして、組織委員会が主催し、実行委員会の共催により実施されるものでございます。
 一方で、ミニセレブレーションは、実行委員会の主催のもと、区市町村の任意で聖火リレーの途中に行われるセレモニーでございます。
 いずれにいたしましても、セレブレーションやミニセレブレーションなどのセレモニーは、地元の魅力を広くPRするよい機会であるため、地元自治体にも会場の確保や演出プログラムの検討など、重要な役割を担っていただきたいと考えております。

○両角委員 
この聖火リレーそのものが組織委員会と各都道府県実行委員会の共催というふうに聞いておりますので、そういった中では、しっかりと考え方を整理して、区市町村が自分のPRをするような、そういう組み方については、その部分については区市町村が財政負担をするとか、合理的に考えていっていただきたいと思いますし、区市町村が財政負担でなかなか手を挙げられないということがないようにしていただきたいと、そのように思います。
 次に、悪天候の対策と代替手段ということで、特に島しょについて確認をさせていただきたいんですが、今回、六十二区市町村を東京都の聖火リレーでは全部を回るということが打ち出されているわけでございます。その手段としては、例えば飛行機、あるいはヘリ、船ということが想定をされているようでありまして、この資料にも添付をされていたわけでありますが、当然、海ということであれば、しけ等々の悪天候ということが想定をされるわけでありますが、この悪天候への対処についてはどのように考えているのか。
 さらに、この代替手段というものをどのように検討されているのかということについてお聞きをいたします。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
東京都では、島しょ地域を含む全ての区市町村を聖火リレーが回ることとしているため、機運醸成を図る上で島しょ地域における聖火リレーは非常に重要でございます。
 一方で、島しょ地域の移動は他の区市町村と状況が異なり、移動手段が限られるため、悪天候時には聖火リレーが実施できなくなるおそれもございます。そのため、悪天候時においても島しょ地域で聖火リレーが実施できるよう、さまざまな手段について、今後、組織委員会や地元町村等とともに十分検討してまいります。

○両角委員 
今後の検討ということでございますが、まさに悪天候ということが当然考えられるわけでございますので、十分に手段について検討を進めていただきたいと、このように要望させていただきます。
 見学者の安全対策ということにつきましては、先ほど質問、答弁ございましたようなので割愛をさせていただきます。
 次に、ランナーの選定ということでございます。ルートの順番が決まり、ルートが決まり、そして、じゃあ、誰が走るのかということになるわけでございますが、今後、ランナー選定ということになれば、当然、地元自治体もランナーの選定にかかわるということが想定をされるわけであります。
 そこで、できるだけ早くこの選定方法を各自治体に伝えていくことが必要だと思いますが、ランナーの選定については、いつ、誰が、どのように行っていくのかということを伺いたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
聖火ランナーの選定時期につきましては、ルートの公表後になる見込みでございます。
 具体的な聖火ランナーの選定は、過去大会におきましては、聖火リレースポンサーや組織委員会、各実行委員会が行ったと聞いております。東京二〇二〇大会での選定基準や選定方法などにつきましては、今後、組織委員会が示すこととなっております。
 そのうち、東京都実行委員会において選定する聖火ランナーにつきましては、今後、組織委員会から示される選定方法などを踏まえまして、実行委員会において具体の実施方法を検討し、決定次第、速やかに区市町村に伝えてまいります。

○両角委員 
今後ということでありますけれど、各自治体がやはり、それぞれが選定委員会を組むというような、そんな想定もあり得ると思いますので、今ご答弁いただいたように、決定後速やかに区市町村に伝えていただくということを実施していただくよう改めて要望させていただきたいと思います。
 この聖火ランナーでございますが、過去大会におきましては、その六割がスポンサー枠であったというふうに聞いているわけでありますが、スポンサー枠ということであっても、その地域の出身者や住民を優先するような、そんな視点を入れていくべきではないかなというふうに考えるわけでございますが、そういった視点を入れるように協議をしていくべきではないかというふうに考えるんですが、見解を伺いたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
昨年四月に組織委員会が公表しました聖火ランナー選定の基本的な考え方によりますと、対象は全ての人々でありますが、地域で活動している人を中心に選定することとされております。
 組織委員会によりますと、具体的な選定基準は現在検討中とのことでありますが、都道府県実行委員会枠とスポンサー枠とを問わず、その都道府県にゆかりのあるランナーが選ばれる方向で検討されていると聞いております。

○両角委員 
やはりそれぞれの地域にかかわりがあるという方をいろんな枠についてもやっていただけるように期待をしたいと思います。
 最後になりますけれど、実行委員会がルート案を決めた後に、この聖火ルートとあわせた区市町村のPRということについて確認をさせていただきたいと思います。
 東京都の聖火、夏に聖火リレーの全ルートが発表されるという予定でありますが、これを内外にPRをして機運醸成に結びつけていくことが非常に重要であると、そのように考えます。
 特に都内のルートについては、その見どころや各市町村の観光情報などを、この際積極的にPRをしていく、そんな取り組みをしていくべきだと思いますけれど、こういった取り組みについての見解を伺いたいと思います。

○小池オリンピック・パラリンピック準備局自治体調整担当部長 
聖火リレーは、大会開催直前の機運醸成に資するとともに、地域のPRにもなる取り組みでございます。
 このため、東京のPRに資する通過スポットなども盛り込みながら策定を進めておりまして、ルートが決定した際には、組織委員会や区市町村の協力も得ながら効果的な広報を行い、聖火リレー実施時の盛り上げはもとより、大会後におきましても、都内各地域の観光振興等に結びつけられるよう努めてまいります。

○両角委員 
こういった聖火リレーのルート、そして、多分、そのルートは各自治体の、ぜひ皆さんに見て、知っていただきたいという場所が選定をされることが多いと思いますので、それがきちっとPRされるということが、大会後もその地域にとってのレガシーになるんだろうというふうに思いますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。
 聖火リレーについては、まだ今後検討という部分が非常に多いわけでございますが、今質問をさせていただいたような項目について十分配慮をしていただいて、これが非常にしっかりとした機運醸成に結びつくような聖火リレーを実現していただくことをご期待して、質問を終わります。